別に僕は何でもな医師。

中堅内科医の独り言

救急車有償化

 

救急車“有料化” 入院なしなら7700円 「出動限界」三重・松阪市が導入へ(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

 

“53歳の女性が自宅のテレビの配線がうまくいかなかったため、救急隊にやってもらおうと消防署に電話したという例や、34歳の女性が新聞紙で右手の中指を5ミリほど切ってしまったため、救急車を呼ぼうとした例もありました”

 

私も救急車の有償化は賛成だ。

救急車たらい回し - 別に僕は何でもな医師。 (hatenadiary.jp)

 

上のような患者さんは本当にたくさんいる。

さすがに配線ができなくて...という人には出くわしたことはないが。

上の記事でも書いたが、アルコール多飲のため救急要請され、散々暴言を吐いた挙句に治療拒否されるような方もいる。

先日は便秘がつらいという理由で深夜に救急車を呼んだ方もいた。

もちろんアルコール中毒を舐めてはいけないこともわかるし、便秘の背景に重篤な疾患が隠れているケースもある。

しかし、救急対応をしていると、「なぜ救急車?なぜこの時間帯?」と思わずにはいられないことが多い。